2009年2月27日金曜日

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CMタレント好感度No.1は“お父さん”!
小栗、嵐、アラフォー美女が大躍進!

  Date: 2009.02.27.
  From: http://trendy.nikkeibp.co.jp/
  From: 関根建男
  URL: http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20090219/1023860/


 CM総合研究所は最新2008年度「CMタレント好感度」を発表した。これは首都圏在住の6才以上の一般男女3000人を対象とする「月例CM好感度調査」で、そのCMの好感要因として、「出演者が好き」という回答の得票数をタレント別に集計したもの。CM出演本数ランキングとは異なり、CMタレントの「好感度」を表す。この1年間、テレビCMに登場したタレントの総数は2073人。消費者の好感性向を如実に表す「CMタレント好感度」。歴代の記録を塗り替えて、全部門の総合1位に輝いたのは? 以下、ランキングに沿って紹介していく。

史上初の総合No.1は?
 男女、キャラクターを含めた「CMタレント好感度」総合No.1は、SoftBankの「白戸家」シリーズの“犬のお父さん”。人間を押しのけて動物キャラクターが総合1位という史上初の快挙を達成した。北大路欣也のナレーションで家族や生徒を一喝する犬のお父さん(北海道犬の「カイくん」)は、DVDや写真集が発売されるなど、人間を超えた“国民的CMアイドル”となった。

 「CMタレント好感度」男性部門(全1002人)を制したのは、同じくSoftBankのお兄さん役、ダンテ・カーヴァー。女性部門(全706人)の1、2位は上戸彩と樋口可南子が独占した。キャラクター部門(全365件)もSoftBankの犬の“お父さん”が2年連続で首位を獲得。上戸彩は11社、ダンテ・カーヴァーは2社のCMに出演したが、SoftBankのCMに対する好感度が群を抜いて高く、「白戸家」の面々が全部門のトップを独占する結果となった。

 政治不安や景気後退など、社会環境の変化が相次いだ2008年、CM界の記録を塗り替え続けたSoftBank。“予想外な”家族を軸に年間53作品のCMを展開し、継続的にヒットを連発した。1989年にスタートした「CM好感度調査」で観測史上初の“12カ月連続CM好感度No.1”という偉業を達成し、現在も記録を更新中である。SoftBank「白戸家」の人々が圧倒的な強さを見せつけた「CMタレント好感度」。各部門2位以下の顔ぶれは次の通り。

小栗・嵐が◎、アラフォー美女も急浮上!
 男性部門2位につけたのは、セコムなど男性部門最多の13社のCMに出演した木村拓哉。続いて、東京ガス『ガス・パッ・チョ!』など計6社に出演した妻夫木聡が2年連続で3位に。今年1月からNHK大河ドラマ『天地人』で主役を演じる妻夫木。さらなる飛躍が予想される。

 男性部門の注目株は、11位の小栗旬。国民的アニメ『サザエさん』の25年後を描いた江崎グリコ「OTONA GLICO」シリーズはじめ9社に出演し、昨年の197位から大きくジャンプアップした。昨年1月末よりKDDI『au』のイメージキャラクターを務める嵐は、昨年から大幅に順位を上げ、5名そろって初のトップ20入りとなった。

 ランキング上位陣の傾向としては、長瀬智也(7位)、瑛太(10位)、嵐(9位、13位、14位、16位、17位)など携帯電話のCMに出演した顔ぶれが目立つ。放送回数・CM好感度ともに、他産業を大きく引き離して快走する携帯電話CM。タレント好感度にもその影響が色濃く表れた。

 女性部門を見ると、3位は2年連続で仲間由紀恵。仲間のほか、トップ20には資生堂『TSUBAKI』勢が11名がランクインしている。なかでも杏、黒木メイサは同CMのヒットが牽引し、初のトップ20入りを果たした。ランキング上位に再浮上したのは、親しみやすいユーモアCMが人気の“アラフォー美女”。宮沢りえは「OTONA GLICO」シリーズで25年後のワカメを好演し、見事9位に。3年ぶりにトップ20に返り咲いた。天海祐希はサントリー『ダカラ』で前年度118位から25位に急浮上した。ランクイン常連の“CM皇太后”こと樹木希林は惜しくも21位。観測史上初めて上位20位から姿を消した。

CMキング&クイーンを狙うアスリートたち
 国民的スター不在が続く芸能界。CMタレント好感度で、有名スターが動物キャラクターに敗れたことからも、その深刻さがうかがえる。2009年、消費者マインドを強く惹きつけるタレントの条件とは?

 CM総合研究所では、芸能タレントにはない資質を持つ“スポーツ選手”に注目している。

 若手ではプロゴルファーの石川遼、東北楽天ゴールデンイーグルス田中将大投手の活躍がめざましい。“ハニカミ王子”石川は、全日空、ロッテ、ハウス食品など全5社のCMに出演。清潔感のあるキャラクターを生かしてCMでもナイスショットを連発している。

 野球界では、松坂大輔が浜田雅功と共演した『クリアアサヒ』、日本コカ・コーラ『アクエリアス』、P&G『ジレットフュージョン5+1』など、ビッグクライアントのCMで活躍中だ。イチローは、松嶋菜々子とキリン『一番搾り』に出演。大リーガーの2人に高い演技力があるとは言い難いが、タレントには真似のできない強い説得力がある。

 北京オリンピック金メダリスト・水泳の北島康介は「BIG MOUTH!」のコピーが印象的な日本マクドナルド『クォーターパウンダー』、ベネッセコーポレーション『進研ゼミ』などに出演中だ。“やらされている感”がなく、自分の言葉で語る姿が共感を呼ぶ。女子レスリングの伊調千春・馨姉妹は『キリンビール』のCMで父親と共演。親子水入らずの自然な会話が心温まる作品で、幅広い世代から支持されている。

 スポーツ選手を起用したCMには、ドキュメンタリータッチの作品も数多く見受けられる。元サッカー選手の中田英寿は、TBCのCMで約2年ぶりにテレビCMに復帰。世界各地を旅した中田本人の映像が心に迫る。昨年12年ぶりに復帰を果たしたテニスプレイヤー、クルム伊達公子は、同じくTBCのCMで夢を語った。氷上のプロポーズが話題となったフィギュアスケーター、井上怜奈は、アフラック『がん保険』のCMで自らのがん闘病体験を語り、視聴者を勇気づけた。

“ウソのなさ”に共感!
 バーチャルな情報が氾濫し、偽装や不信がうずまく時代だからこそ、ウソのないリアルな姿を見せるスポーツ選手には強い共感が集まる。真剣勝負に挑む彼らには、成績に裏打ちされた実証性がある。与えられた役柄を演じる芸能タレントにはない説得力が、彼らの最大の魅力だ。閉塞感に覆われた現代社会では、スポーツ・芸能・政治、いずれの世界においても、現状を打破する強い“人間力”が求められている。スタートしたばかりの2009年、暗い世の中を“CHANGE”するCMキャラクターの登場に期待したい。

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