森光子劇場千秋楽、芸術座48年の歴史に幕
Date: 2005.03.28.
From: 日刊スポーツ
URL: http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-050328-0015.html
森光子(84)が27日、東京・芸術座に涙で別れを告げた。57年に開場した芸術座がこの日、森主演「放浪記」の千秋楽を迎え、48年の歴史に幕を下ろした。森は「皆さんに愛された芸術座は、私の育ての父でもあり母でもあり、ゆりかごでした」と振り返った。ビルの建て替えに伴う閉館で、07年11月には新劇場がオープンすることが決まっており、東宝は08年1~3月に「放浪記」を上演することを発表した。
カーテンコールで、森の涙は止まらなかった。57年開場の芸術座で、58年「花のれん」に出演して以来、61年初演「放浪記」をはじめ「おもろい女」「雪まろげ」など全33演目、合わせて約120カ月も芸術座の舞台に立った。森にとってはまさに“ホームグラウンド”で、さまざまな思い出が脳裏をよぎった。
森は「裏方の人たちやお客さんも含め、皆さんに愛された劇場でした。私にとって育ての父であり母でもあり、ゆりかごでした。この日が来るのがつろうございました。本当に寂しい」と涙声で振り返った。
森による芸術座のラストデーを見送ろうと、満員の客席には芸能人の姿も。近藤真彦、東山紀之、錦織一清、植草克秀、V6、KinKi Kids堂本剛・光一、嵐、滝沢秀明らジャニーズ事務所の21人をはじめ、泉ピン子、橋田寿賀子さんが拍手を送った。
幕間には朗報も届いた。東宝の高井英幸社長から、芸術座に替わって07年11月に開場する新劇場の08年1~3月公演で「放浪記」を上演したいとの申し出があった。「前半は寂しさでいっぱいでしたが、後半はよみがえったような気持ちがした。今日のお別れが少し楽になりました」と話した。
近藤からは、芸術座の客席の番号札がプレゼントされた。光子にちなみ「3-3」のプレートで、森からは「来週の競馬はこれでいこうかしら」と軽口も飛び出した。劇場の裏方、案内嬢らと記念撮影をして劇場正面玄関に出てきた森をジャニーズの21人と居残った観客が拍手で迎えた。笑顔の森は劇場に向かって「長い間ありがとう」の言葉と投げキスで、最後の別れをした。
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